久しぶりに都庁に出向いた。第一本庁舎３０階、産業労働局で中小企業支援のアドバイスを受けた。雲の上とは云わないが、下界でもがき苦しむ我々がちゃんと見えているのか、少々不安だった。

１時間強の面談は、予想以上に有意義で、見上げるほどの高層階ではあったが、同じ都民の目線で誠意ある対応をしてもらった。
商工部坂本調整課長、有難うございました。

お昼になったので、向かいのハイアットリージェンシーホテルのカフェでランチタイム。
同行した部下はラッキーとばかりに、オードブルを山盛りにしていた。

腹一杯の帰路の首都高は、まさに師走。仕事の悩みやしがらみから逃れられずに、気は焦りながらも、渋滞にハマった。おかげでカーステで「まりや」をたっぷり予習。
リフレッシュも兼ね、終業後かみさんと生声を聞きに行った。

私の目的は生「達郎」。オペラグラスの照準を一点に注いでいた。
１０年ぶりライブの「まりや」はヒットパレードで、４０代中心のファン同様、５０代のかみさんもご満悦だった。

ミュージシャンとして「達郎」は「まりや」を確実に牽引しているのだが、かみさんの尻には敷かれている様子が窺えた。
それでも協力し合う夫婦像は、とても素敵なお手本で、かみさんから暴走しまくりの私には、反省会が必要そうである。

同世代の頑張りは何よりの刺激で、ちっぽけな自分にも勇気をくれた。

「人生はあなたが　思うほど悪くない
早く元気出して　あの笑顔を見せて」

「まりや」様の説法に、私も、そして、きっと「達郎」も、
その気にさせられてしまうのだろう。････････(Vol.14へ続く)

——–Life With Music——–「元気を出して」(1987”REQUEST”5曲目)
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