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——–Life With Music——–Vol.14

私は生粋のINNAMIっ子である。
高校時代から会社でバイトし、大学に通いながら正社員になった。
少々の浮気と云えば、喫茶店・居酒屋・アンケート調査・ガードマン・宅配ドライバー等、学生時代の短期バイト程度。いわゆるよその窯の飯は食っていない。

長男として会社を継ぐ事を、ガキの頃からインプットされ、抵抗心もあったが、損得勘定と企業野心で自らINNAMI入社を決意した。

社会の仕組みや会社の営みも分からないまま、我武者羅に働き、与えられた仕事にとらわれず、先輩達の領域までも貪欲に侵した。
当時は親父を含み18人程の会社だったが、腕の良い先輩職人達から多くの技術を盗み、長男だからではなく、実力で後継者の座を射止めようと、油塗れの社会人生活をスタートさせた。夢と希望に満ち溢れていた社会人デビューである。

その後様々な苦悩と葛藤に苛まれるのだが、アメリカンドリームの如く目指した理想は、今も決してしぼんではいない。よその窯の飯を食わなくても、技術を磨けば一人前になれると決意した日から、エンジニアの道を全速力で走り続けて来た。

高校生2名の採用試験を実施した。18歳の青年の未来が、私に託されようとしている。彼らの夢見る理想郷は、残念ながら明確には想像出来ないが、多くのチャンスとヒントを与え、充実した人生を歩ませてあげたい。

円周率が3のゆとり教育だけで、世の中は丸く収まらない。メールで漢字変換が出来ても、読めない本や小説はある。温室効果ガス削減はCO2(二酸化炭素)だけではなく、CH4、N2O、HFCS、PFCS、SF6が対象物質なのだが、私にだって何のこっちゃかわからない。

学校を卒業しても、社会の中で学ぶべき事は無限とも云え、生きて行くための勉強は、これからも続くのである。高度成長期のような「サラリーマンは気楽な稼業と来たもんだぁ」とは行かない昨今なのである。

生粋のINNAMIっ子がまた増えそうである。彼らの定年は、間違いなく半世紀以上先の事である。
東京タワーと同じ歳の私は、そろそろスカイツリーへとバトンタッチをしなくてはならないが、もう暫くはアドバイスを発信し、ナビゲーターを勤めるつもりだ。
是非とも無限の可能性を活かし、634m級の高い志を掲げ、INNAMIを一世紀企業へと導いて欲しいものだ。・・・・・・・・(Vol.15へ続く)

——-Life With Music——-「サラリーマンは気楽な稼業と来たもんだぁ、二日酔いでも寝ぼけていても、タイムレコーダ、ガチャンと押せば、どうにか恰好はつくものさ、チョッコラ、チョイとパァにはなりゃしねェ、アッソレ」(1962“サラリーマンどんと節”)
Automation System Creator INNAMI—–「ドンといこうぜ、ドンとね、ア、ドンガラガッタ、ドンとドンと行きましょう」by植木等&青島だぁ?!—–
(https://www.innami-factory.co.jp/)

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