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———-Resume Blog———-Vol.3

「平成」が終わり「令和」が始まろうとしている。

一つの時代の区切りに、様々な終焉が伝えられている。
内田裕也・萩原健一が旅立ち、昭和のROCKERの反骨的な生き様は、「平成の終焉」と共に封印される。
小泉劇場・アベノミクス以上に、「平成」を象徴したイチローも現役を退いた。
30年余に及ぶこの時代は、どのように記憶に刻まれ、また懐古して行くのか、人それぞれなのだろう。

同窓会はタイムスリップ

先日中学の同窓会があった。
卒業から45年が過ぎ、15歳までの幼馴染とは、終始昔話で花が咲いた。
あの頃60歳になる自分を想像もしていなかったし、45年後の未来も予測できなかった。
高々15年しか生きていない頃の話題で、ノスタルジーに浸りまくるしかなかった。
「昭和」にタイムスリップである。
1958年12月、東京タワー完工。同期生である。
もはや東京スカイツリーに電波塔としての役割は、委譲されたと言っても過言ではない。
幼心に微かに覚えている、アベベ・三宅・東洋の魔女は、1964年のオリンピック。
いよいよ来年、56年ぶりに再び東京五輪である。
アポロ月面着陸の翌年、2時間並んで観たアメリカ館の「月の石」。
55年ぶりに大阪万博までやってくる。

時代は容赦なく移り行く

「昭和」の思い出は、赤子還りの還暦を迎えた今、繰り返される錯覚に陥ってしまう。
いつの時代も時は止まらず、人は生き続けようとしている。
必ずしも明るい未来が約束されてはいないが、もがきながらも、幸福を夢見るものだ。

昭和~平成、平成~令和、時代は続き、そして思い出も積み重なる。
「令和」元年へのカウントダウン。
ひとしきり「平成」を噛み締め、生きた証を記憶に刻み、やがて振り返った時に、色鮮やかな思い出話に、花を咲かせたい。

----------花の命は短くて苦しきことのみ多かりき----------

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