ブログ

———-STUDIO CROWD———-Vol.2

ウイスキーOnly

私は無類のウィスキー好きである。
宴席での乾杯ですらScotch on the rockで酌み交わす。
我が家のリビングの壁面ラックには、ウィスキー達が揃い踏み、バー並みとは言わないが、気分に合わせて各種のティスティングまで出来る。
家で、外で、365日欠かすことのない私の生命の水「ウシュクベーハ(ゲール語)」。
ニコチンに次いでアルコール中毒なのかもしれない。

通称ダルマ

日本でのウィスキー消費のピークは1983年。
バーやスナックではステータスシンボルとしてボトルキープが普及し、ダルマ(サントリーオールド)の水割りが大流行した。
学生時代には、トリス→レッド→ホワイト→角瓶→オールド→リザーブ→ローヤルという出世魚のごとく、社会人昇進とともに飲むウィスキーの銘柄の序列を、頭に入れ夢を膨らませたものである。
1971年のウィスキー輸入自由化以来、右肩上がりだった消費量も、83年・84年の2度の値上げ、89年には級別制度廃止による特級酒以外の増税、酎ハイブームのあおりも受け、ウィスキー離れが一気に加速し長い低迷時代が続いた。
2009年にソーダ―で割ったハイボールが、女優の小雪さんを起用したテレビCMで話題となり、再び上昇気運に。
朝ドラ「マッサン」効果も重なり、15年以降ウィスキーはブーム再来となった。

高騰で厄介な時代に…

ウィスキーは樽で長期間熟成されるお酒。
年数表記に12年と謳われている原酒は、12年”以上”熟成させたものなので、12年以上前、すなわち2007年以前は低迷時代であり、消費量減少中だったため、予測できない急激な需要増に、当時の製造量が不足を招いているのだ。
数年前から日本だけではなく、アメリカ・スコットランド・ヨーロッパ・アジア諸国など、世界的にもウィスキーはブームとなっており、中でもジャパニーズウィスキーは世界的なコンペで複数回最高賞を獲得するなど、国内外問わず大人気だ。
ブームだ!ブレイクだ!ウィスキーしか飲まない私にはどうでもいいことなのだが、お気に入りが手に入らなかったり、高騰したり、厄介なことではある。
上述のサントリーのヒエラルキー(階層制)以上の”替えのきかない”極上ウィスキーを、出世序列に書き足したいのだが、なかなかご相伴に預かれそうもない。
How about the Scotch with ice?

-----------Vol.3に続く-----------

ブログカテゴリー