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———-STUDIO CROWD———-Vol.6

プロテニスの過激さ

連日ローラン・ギャロス・トーナメントで熱戦が繰り広げられている。残念ながら日本勢は敗退となったが、WOW WOWでのライブ中継に釘付けで、寝不足は免れない。
プロテニスはATP(男子)・WTA(女子)ツアー共、毎週のように世界各地で開催され、最も過酷な競技スケジュールと言える。しかもランキングの上位シード選手には出場資格義務も課せられていて、正当な理由なく欠場も出来ない。
昨年の錦織圭は23ツアーに参戦。内2週間にまたがるグランドスラムは3回。都合年間26週ツアーを周り、世界各地への移動や練習、メディア露出など休む間もない日程。
タフでなければ続けられない超過激なスポーツなのである。

テニスの起源

日本ではテニスのメディア露出が少ないこともあり、野球やサッカーなどのメジャースポーツ程人気は高くないが、球技の歴史としては古く、起源は紀元前にまで遡ることができる。
一つの球を互いに打ち合うという形態の球技は、宗教的な行為の一つとして、エジプトで紀元前15世紀の壁画に描かれたものが発見されている。
その後イスラム教徒が南フランスにまで進出して、ローマ時代にはキリスト教の僧侶が模倣し盛んに行われるようになった。
16世紀以降にはフランス貴族の遊戯として「jeu de paume(掌の遊戯)」と呼ばれ定着した。
このテニスの原型である「ジュ・ド・ボム」において、攻守交代の際にサーバーが「トゥネス!(取ってみろ)」と掛け声をしていたことにちなみ、「テニス」の名称になったと言われている。エジプトで発生し、フランスで定着した「テニス」はヨーロッパの貴族の間で大流行し、19世紀にはアメリカにも渡った。

新たな歴史の創造を!

現在行われているローラン・ギャロス・トーナメント(全仏オープン)は、「テニス」と言う競技が確立されたフランスで開催される、歴史を想起させるグランドスラムなのである。
残念ながら今回の全仏は敗退したが、次のグランドスラム・全英(ウィンブルドン)では錦織圭、大坂なおみに頂点を目指してもらいたい。
ウィンブルドン選手権では、白いテニスウェアの着用が義務付けられている。
アウェイの中でのプレッシャーを跳ね返すには、精一杯のファンの声援も大切なはずだ。
センターコート内ではないが、我が家のリビングで白いテニスウェアを身にまとい、力の限り応援しよう。
錦織―――――!!
なおみ――――!!
カモーン―――!!

----------Vol.7へ続く----------

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